桜庭一樹、売出し中の女性作家。
「私の男」という作品が最近、直木賞かなんかとって平積みになっていたので、
気になっていた。1作前の赤朽葉を試してみる。
山陰地方の製鉄業の名士一族を支えた女の3代記である。
イヤーまいった。
この祖母と母のキャラやエピソードにインパクトがあって、
本を読んでいないときも、頭の片隅に、このアカクチバワールドが居座ってしまう。
ちなみに、この母役の毛鞠という女性は丙午年生まれ。僕の1つ上。
山陰の田舎町の不良娘がレディースの頭になり中国地方を喧嘩で統一してしまう話しあたりは、
世代が同じだからだろうか、面白さに少し鳥肌モノ。
難点を言えば、
現代を生きる3代目の孫娘には伝説がないこと。現代の、どこにでもいる普通の若者になってしまう。
リアリティはあるが、ちと退屈かな。その辺りが推理小説なのだが、ちょっと無理やりな感じ。
まあ、それまでが面白かったのでこの作者に、もう少しお付き合いするかなという感じ。
この作家は僕より5つくらい若い。
すごい人がでてきたもんだ。宮部みゆきクラスになるかも。
by 山田テツ at 14:34 |
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